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相続相談ファイル01

 最近あった相続相談の事例をご紹介いたします。ただし、プライベートな部分は変更しております。

Q「私のは妻は、実の母からこの度住宅取得のため500万円ほど譲り受けました。その時に、これでもう相続は放棄するように言われました。このような相続を放棄する口約束は成立するのでしょうか。また、妻には実の弟が一人いて実の父は3年前に亡くなっています。相続財産は簡単に見積もってもまだ1500万円はあるようです。」(神奈川県の仙人さんより)

A「質問のポイントを整理してみましょう。1つは、被相続人が死亡前に相続放棄ができるかということです。もう1つは特別受益者の問題です。
 相続放棄に関しては生前には絶対に放棄できません。放棄をするのは相続開始から3箇月以内に家庭裁判所に相続放棄の申述をしなくては成立しません。被相続人が生きている間は推定相続人でしかなく、そのような約束をしても無駄という訳です。
 次に、特別受益者の問題ですが、これは相続人どうしの財産分与において不公平が生じないようにするためのものです。つまり、被相続人の生前に特別に資金援助などしてもらった人としてもらってない人が同じ分け前では不公平だというのです。争いがおこる前に法律でバランスを取っているのですね。特別受益は、今回の住宅資金だけでなく結婚資金なども含まれます。
 このケースで、相続人が奥さんと実の弟の二人だけなら、すでに奥さんがもらった500万円と残りの1500万円を合計した2000万円を半分ずつもらいます。つまり、相続時に奥さんは500万円、弟は1000万円となります。ただし、これは1つの方法であっていろいろ考える余地はあります。そのような相談は専門家にお任せ下さい。」


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