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相続相談ファイル02

 今回も相続相談の事例をご紹介いたします。同じような境遇の方はご参考にして下さい。

Q「私は、親子で酒屋を営んでいる夫と5年前に結婚して仕事を手伝いながら幸せに暮らしていました。しかしこの度病気で夫を亡くしました。夫の財産はわずかばかりの貯金程度でした。子供もいません。私も年をとってからの結婚で特に再婚をするつもりはなく夫の父親と二人で酒屋を営むつもりです。もし、亡き夫の父親が亡くなった時に遺産相続はどうなるのでしょうか?」

A「夫が亡くなった後、夫の父親と家業を受け継いでいくのは傍から見ても立派なことかもしれません。また家業の酒屋のために奥さんが一生懸命働いていることもまわりの人が認めるかもしれません。しかし、法律は機械的にしか作用しません。結論から言いますと、残念ながら1円も奥さんは相続できません。
 もし、夫が生きていて父親が亡くなれば当然夫は子な訳ですから相続します。夫が亡くなっていても夫の子がいれば代襲相続ができます。いずれにしても相続人の配偶者は相続できません。つまり、奥さんと夫の父親との間では何ら相続関係がないことになります。
 また、寄与分を考えるとどうでしょうか。寄与分とは被相続人の財産形成に尽力した人には余分に相続させようという考え方です。しかし、今回のケースでは初めから相続関係にないのですから、寄与分もありません。寄与分は相続人だけの問題なのです。
 このようなケースの場合はやはり早めに遺言なり生前贈与なりで対応が必要です。亡き夫の父親もそれをのぞむはずです。あるいは養子縁組と言う方法もあります。意外と見落とされがちなケースなのでみなさんも注意が必要ではないでしょうか。」


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「東京相続遺言相談センター」

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