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養子の子は代襲相続ができるのか?

 この時代、少子化が問題となっています。もし子供がいない場合、配偶者も兄弟も父母もいなければ、財産はすべて国庫に納められます。このことを考えると今後の財産管理において養子縁組が増えるのではないかと個人的に思っております。今回はそれに関する事例です。

Q「私は父親が知人の財産家の養子になる前からの子ですが、この度、養子の父がなくなりました。父は財産家の養子になった割にはほとんど財産がありませんでした。この養親、つまり私から見て祖父にあたる人が亡くなった場合、この人の財産が私に代襲相続されるのでしょうか?」


A「結論から申しますと、代襲相続はできません。養子の子の場合、養子になる前の子か、養子になった後の子かで取り扱いが異なります。養子になる前の子では被相続人(ここでは祖父にあたる人)の直系卑属(子・孫・ひ孫と続くこと)にはなりません。よって代襲相続はできないことになります。養子になった後の子であれば、養子が嫡出関係になっているのでその子も直系卑属となるので代襲相続ができます。あなたが相続をするには新たに養子縁組をするか遺言を書いてもらうしかありません。」

 養子は、実の親からも相続できますし養親からも相続できて得のような感じもありますが、このような落とし穴もありますのでご注意ください。自分だけで判断せず専門家に相談することが問題を解決する良い方法かもしれませんね。

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