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えっ、相続税2割増!

 前回までに相続税の計算方法のアウトラインをご説明しました。今回からは割増や控除について説明して参ります。

 まず次の事例から

 1、私は、内縁の妻がいて子供はおりません。そのため遺言に遺贈で私の財産を残そうと考えています。相続税に影響はありますか?

 2、私は、妻を随分前に無くし娘が一人おります。ただ、この娘が私の反対を押し切って結婚したため財産を譲る気はありません。しかし、娘の子である孫はかわいいので孫には財産を残したいと思います。遺言を作成したいのですが、相続税は影響ないですよね?

 3、実は、私の兄が相当の資産家でありながら妻に先立たれ子供もいません。私達兄弟の両親も他界してますので、私が法定相続人となります。ただ、かなりの資産を持っているので相続税のことが心配です。まだ先のことですけど。

 上記の例はすべて、相続税が「2割増」となります。この制度は財産取得の偶然性や課税機会の回避や減少を配慮してつくられたものです。1は、かわいそうですが婚姻の届出がないわけですから仕方ありません。やはり籍を入れて置くことが大切かもしれません。2は、本来は娘さんが相続して、その次にお孫さん相続する形を取るわけですから、得をすることになるので、得し過ぎないようにしているのです。3は、兄弟姉妹は遺留分もありませ
んし、こう言う相続はあまりないので偶然性と言ってもよいかもしれませんね。この他にも孫を養子として相続させても2割増です。また似たようなケースでも2割増にならない場合もありますので、専門家に確認するのが良いと思います。

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受信: 2005.08.01 03:36

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